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にもかかわらず生きていく。

朝伊ミチル

今日も地震が起きた。
東北地方で 震度6
北海道もかなり揺れた。
地下鉄が止まって
インフラが機能しなくなった。
しばらくしたら地下鉄は動き出して
職場に着いたら誰もが
何食わぬ顔して働いていたけど
夜になっても地震酔いで
眩暈がなかなかおさまらない。
最近、東北や北海道で
地震が多いから
自分の眩暈なのか、地震なのかが
わからなくなってきた。

にもかかわらずいきていく。
明日も仕事だ。

東日本大震災の年、
私は札幌で生活保護を受け始めた。
保護を10年近く受けた。
生きていてとても恥ずかしかった。
けど最低な時には「死にたい」とか
「死ぬ」とか思えないもので。
「生き延びた」
毎日必死で
最低の日々を
止まりながら駆け抜けていた。

にもかかわらずいきてきた。
2021年、私は父親の遺産で
保護を抜けた。

2018年9月に、
胆振東部地震が起きた。
ブラックアウトして
街じゅうのすべての電気が消えた。
布団の左右の大きな棚が倒れこんできて
私は生き埋めになる寸前だった。
自分は「死ぬ」んだ。
半分くらい、そう思った。
今でも「罹災証明書」は持っているし
マンションのひびは
すぐには直らなかった。

にもかかわらずいきてきた。
古いマンションと一緒に。

ポエトリースラムで福島大会に出た。
震災のことを何も知らない自分を
初めて恥ずかしいと思った。
何も言葉にできなかった。
悔しかった。
だから、ここからゆっくりと
知ればいいと思った。

いきていく。みんな。
何が起きても
にもかかわらずいきていく。

1m

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​芸術文化振興NPO準備委員会
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