Home
15年目の「いのり」2011-2026「詩の礫」
公演・イベントの記録
About us
Contact
More
あるく
東錦
前を見て黙ってそれぞれに歩く春の風のなかふくらはぎに力をいれて一歩ずつ強烈な日射しに視界は薄い線になる黒い自分の影を踏む踏み固められた落ち葉が香る親戚にも見える知らない人たち寒風に目を閉じ鼻水をすする老人をゆっくり追い抜いていく海と空しかない冷たい手すりを握る残された松の木に何人も向かっていく後ろから老人が追いつく黙って海を見つめる次々に人が歩いてきてまた帰っていく